正倉院
 正倉院は、東大寺境内の北の区域にあります。正倉というのは、もっとも重要な倉という意味です。奈良・平安時代には、官庁や大寺には正倉があり、正倉が集まっているところを正倉院とよんでいました。現在、東大寺の正倉の一棟だけが、正倉院宝庫として、奈良時代のまま残っています。
 正倉院宝庫は、校倉建築というとくしゅなつくり方をしています。柱は礎石の上に立て、床はひじょうに高く、土壁がなく檜材だけで組み立て、屋根は瓦葺でつくられています。内部は三つの部屋があり、それぞれ二階建てになっています。 
 正倉院の宝物が、たいへんよい状態で残されているのは、高い床が湿気や虫害をふせぐこうかがあったものといわれています。
 また、宝庫は、平氏による奈良焼や戦国時代の合戦による大仏炎上、落雷による自然災害などの危機にも、修理をするだけですみ、今に残っています。
 現在、工事中のため、見ることはできません。